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2011年8月 4日 (木)

中央区 銀座 萬福 チャシュウメン

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何事も物事の初歩の段階で経験したことはかなりインパクトがある。

例えば交通違反。

私の人生最初の交通違反が速度超過の54キロオーバーである。

当時20歳。

大学に通うのにバイクを買ってもらい、調子にのった末路である。

情けない話だが罰金を払えず親に払ってもらった。

その借りを返す訳ではないが、弟の結婚式では20万円包み、

親が入院した時に見舞金10万円、弟の時5万円と、

カネが必要な時はしっかりと出す物は出している。

妹の結婚式には50万円包んでやるつもりでいるが、

それが実行される事は無さそうだ。

 

私がラーメンに興味を持ち、ラーメンを追いかけようと思った頃、

銀座の萬福といえば、東京ラーメンのスタンダード、遺跡のような扱いだった。

「銀座でラーメン!」

田舎者の私は銀座でラーメンを食べることを特別な日とし、

環状7号線や川越街道などで特別な日を迎えるまでに経験を積んだ。

だが、経験を積み重ねるうちに「銀座でラーメン」は薄れて行き、

神奈川や千葉まで遠征するようになり、気が付けばタコ焼きを食べる為に

大阪や京都まで日帰りで行くような人間になっていた。

もう、萬福の存在など完全に忘れていた。

少なくとも10年以上忘れていた。

 

築地の帰路、適当に歩き、適当に角を曲がり歩いていると「萬福」の看板。

あ!

私は思わず心の中で叫んだ。

ラーメン道を歩き始めたころの憧れの存在。

記憶の中で埋もれ忘れ去られていた存在。

腹は満ち足りていたが、私は尊敬の念をもって戸を開けた。

しかし、入り口の戸は右ではなく左だった。w

訪問時は丁度、開店直後だったようで店内には私一人。

ラーメンを注文することは決めていたが、冷し中華を食べたい気持ちが・・・

いや、もやしそばも・・・チャーシューワンタンメンも・・・

 

えええいいぃ!!!!迷った時のチャーシューメン!

チャーシューメンを注文した、980円。

メニューにはチャシュウメンと表記。

昔からの表記をそのまま使用している。

 

さほど待たずにチャシュウメン登場。

ナルト、メンマ、薄焼き玉子、ほうれん草の配列が萬福を主張する。

手っ取り早く撮影をし、まずはスープ。

ん???

ちとヌルイ。

出汁の主張は特に感じない。

ひたすらアッサリ、サッパリ。

麺はストレートの細麺。

喉越し、啜り具合はいいですね。

チャーシューは薄味ですが柔らかく美味い。

しかし、出汁でてねぇなあ・・・

インパクトなんか何にもない。

なんか拍子抜けだな~~~~。

 

だが、スープを一滴も残さず完食。

食べ終えて分かる満足感。

濃厚魚介系豚骨スープに慣らされていた私はこのラーメンの

良さに気が付くまで時間がかかってしまった。

 

一汁一菜、いや一汁三菜の日本食の理念。

これがどんぶりの中で表現されているのでは?

シンプルな基本構成により成り立つラーメン。

毎日食べることを前提にしたラーメン。

ご飯とみそ汁とおかず。

毎日食べるためには極端な味付け、出汁はいらない。

普通に食べ続ける食事という行為、それをラーメンに当てはめたら・・・

こういう味になる。

だから今も銀座にあり続けることが出来る。

私はそう思った。

 

ここで一句

     銀座では

        満腹感も

            味わえる

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