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2018年6月21日 (木)

港区 天現寺スクエア 朗読劇 推定恋愛+ ~再演希望の十三景

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私のブログは、基本的に三部構成である。

1、食に関して

2、旅に関して

3、イベント関連

今回、初めて舞台劇というものを観た。

映画、ライブなどは随分と行ったが、演劇鑑賞は全くの初めて。

私は、6月9日が誕生日であった。

またひとつ齢を重ねたのだ、ここで新たな扉を開けるのもいいだろう。

私は翌日10日公演の「推定恋愛+」のチケットを予約した。







場所は天現寺スクエア多聞ホール。

場所は南麻布である。

私はこの日、車で来ていた。

日曜日だったためか、高速も首都高も渋滞することが無く、スムーズに到着。

13時公演なので、その前に飯を済ませる。

それにしてもさすが麻布である。

駐車料金が高い!

それでも、会場からそれほど離れていないところに、上限1200円の駐車場あり、

そこに止めた。

やがて開演時間がせまり、会場に赴く。

私は受付でチケットを受け取り、会場内へ。

思っていた以上に、小さな会場である。

キャパは100人にも満たないのでは?

ピアノが一台置いてあり、背の高い椅子が三脚、中央にある。

隅にも椅子があるね。

セットらしいセットは無い。

今から誰かが記者会見でもしそうな、シンプルさであった。

私は中央前から3列目の椅子に座る。

全体を見渡すには、このくらいの位置がいいかもしれない。

公演は約100分。

休憩時間10分があるという。

前後二部構成になっているようだが、一部は三話構成になっている。

そして開演した。






第一話「おんぶ」

お姫様抱っこではなく、おんぶか・・・

私はおんぶという行為が、背負われた者にとって、憩いの場だと思う。

おんぶをされた瞬間、何となく落ち付きを得られる場だと思う。

でも、何となくおんぶって表現が泥臭い。

ああ・・・背負うだと、何か重さを感じるな。

人生など、華麗な瞬間など短い物だ。

もしかしたら、その華麗な瞬間すら無いかもしれない。

それを考えれば、おんぶという泥臭い表現が使われたのか?

舞台では、彼氏が彼女をおんぶをしていたが、時に母親や父親をおんぶをするかも

しれない。

子供をおんぶすることも当然ある。

舞台の終盤、彼の背中におんぶをされた彼女が羨ましいと思った。

その安心しきった表情に、羨ましさを感じた。

自分の人生に重ね合わせ、この様な光景はあったかな?

誰かの背中におんぶをされた時、物凄く落ち着き、甘えたくなる。

おんぶをしてもらいたいな~。

私は世界の中心で、誰かおんぶをしてください!と叫びたくなった。

 

 

第二話「金魚掬い」

少し、大人の恋愛を感じる。

しかし、話しの始まりは幼馴染であること。

幼少期から知っているはずのお互い。

だが、時は流れ大人の男女へと移り変わるが、根底にある幼少期からの思い。

大人になったよな!と思いつつも、何となく言い出せない様なもどかしさ。

金魚は水槽の中を泳ぎまわる。

掬おうとすれば、逃げ回る。

その金魚を追いかけ、掬うのは大変。

ひとの気持ちも掬っているようで、実は掬い切れていない。

そんなお互いの心のもどかしさ。

結末は、清涼飲料水を飲み干したような爽快感を感じた。





第三話「スイカ」

不倫話ですか?

不倫相手の女性目線で語られるそれは、大人の生々しい恋愛観を抑えつつも、

ところどころから滲み出てくる罪悪感。

いや、罪悪感など当事者本人は感じていないはずだ。

私は不倫をしているけど・・・まあね、仕方ないじゃん!そのような印象。

家庭のある男と、独身の女。

そして不倫が露呈し、男の妻の激しい怒り、そして別れ。

引いたのは女の方であろうか?その割にはあっさりと引いた様に思われる。

やはり、女は強いのだな?そんな事を思わせる。

それにしても、この女の気持ちの強さというか、根底にある自信の様なものは何だ?

「私はスイカの様に丸いお腹をさすった」

・・・いつの間に!!!!!

思わず舞台に向かい、「オイ!オイ!」と突っ込みたくなりました。

そして、演じた藤井沙央理さん、見事ですわ!

観ていてやられた!!という感情がわきましたわ!

淡々としながらも、この先どうするの?

タイトルの伏線の張り方、見事であります!

そして、独りのシングルマザーが誕生した。

だが、この結末が第二部への更なる伏線に感じたのは、私だけだろうか?

父親の愛情を知らない子供の誕生。

 

 

第二部「親子ごっこ」

 

物語りは、養子縁組を結ぶ話から始まる。

その養子縁組をする過程が演じられるわけだが、虐待やもしかしたら人身売買?

結構ハードな展開で物語は進んでいく。

妊娠をし、生まれた子供を売ってやる!欲しければ売ってやる!

シングルマザーは絶叫する。

これ、「スイカ」の女性がもしかしたら・・・と思った。

母親一人での子育て、その疲れ、虐待。

堕ちていく母親は、実の弟の説教など聞く耳も持たず、そして養子縁組の話になる。

そして舞台からは、感情の応酬が繰り広げられる。

役者から絞り出される怒りや憎しみ、悲しみがダイレクトに伝わってくる。

生の声の感情が、私の心に響く!私はこの感情の応酬に引き込まれた。

そして100万円で買われた子供。

100万円で売った母親。

世の中は、虚しい。

そんな虚構の偽善で終わるのか?

だが最後、その養父と今井のおばちゃんの会話で何かが救われた気になった。

人が生きている分だけ、人生がある。

己の人生をどう生きるか?

改めて考えた。

そして、これにサブタイトルを付けるとしたら、贖罪だな。

重い印象になるが。

 

 

極力、内容やあらすじは排除し、己の受けた感想を書いたつもりです。

やはり、第二部のインパクトが強く、時流の話題も虐待があり、複雑な印象でした。

だがそれを抜きにしても、役者の皆さんが演じるパワーは素晴らしい。

激しい光や音響が鳴り響くイベントには、頻繁に顔を出す私ですが、

基本、椅子だけの舞台セット、そして照明。

BGMはピアノ・ソロ。

シンプルな舞台から弾け出される、感情というエネルギー。

序盤は爽やかであった。

劇のイントロは、青春を何となく感じさせ、甘酸っぱい感傷が蘇る。

後半、人のエゴが出てきたかな?というところで、激しい感情の応酬。

ベートーヴェンの「熱情」が私の心に鳴り響く。

いや何となく、展開がラヴェルのボレロに似ていると思った。

前半は心の爪弾きを表し、後半になると、人と人との感情がひしめき合い、重なり合う。

そして最後は余韻が心に鳴り響く。

暴力では無いのだが、人を叩く音が会場内に鳴り響く。

おばちゃんが、養父に気合をいれたシーンであるが、その音がリアル過ぎて、

こちらも「オイ!オイ!」と突っ込みたくなりました。

最後の最後まで、飽きることなく、観賞させていただきました。

完成度も高く、非常に満足致しました。

初体験ではありますが、楽しかったです!

お見事!

素晴らしかったです。

それと、出演者ほぼ全員、上着は白、下は黒というスタイル。

余分な演出は極力排除し、まさしく内容で勝負でしたね。

 

 

そして、今回この様な切っ掛けを与えてくれたのは…藤井沙央理さんです。

私のブログを長年ご覧であれば、ご存じの方は多いはずです。(支店)

知らない方は、彼女の名をメモれ!コピれ!ググれ!フォロれ!

そんな藤井さんを公演後、撮らせていただきました。

物の見事にぶれています。w

プロデューサーの千代將太さんもぶれた。

なんでやねん!この日、一眼レフを持ってきたのですが、演劇鑑賞だし、一眼は不要と

思い、車の中へ。

・・・持ってくればよかった。

一世一代の大チャンスを逃した気がする。w

ラスト2枚の画像は、使用許諾を確認しています。

感動で、手が震えていたか???w

再演希望。(勿論、同じ出演者)

私のブログの読者様も、再演希望とプロデューサーにお伝えください。

一緒に観劇しましょう!私に出会う大チャンスです!!!(いらないよね)

藤井沙央理さんに会いたいか?

それを満たすには、再演しかないでしょう?

私のブログの読者様。

藤井沙央理さんのTwitterとインスタのフォロワーになってください!

このブログは遅かれ早かれ9月頃には終了します。

そして今、カテゴリーに「東京都 演劇」を追加します。

 

 

今回文面には心血を注ぎましたが、写真は、どうしちゃったの?というほど、

近年稀にみる出来の悪さ。

会場もさっさと帰ってしまったし、写すものが沢山あったと思うのだが。

やはり、いついかなる時も、一眼レフを持ち歩こう!(後悔先に立たず)

しかし、これで最終回の重要な候補が出来た気がする・・・

 

ここで一句

    持ち歩け

       名刺とカメラ

            必需品

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