


















長野にいったばかりなのに、また長野に来たな。
山梨と長野への訪問強化月間だな。w
私は静岡と神奈川をメインで食べ歩きをしてきたが、山梨も充実してきました。
高速代がキツイけど、頑張りましょう!(何を?)
白樺湖を後にすると、昼ご飯を食べて帰ることにした。
茅野市と言うと、マタギ亭があるのだが、さすがにこの時期、猪鍋は遠慮する。
蕎麦屋の暖簾が目につくが、蕎麦は腹に余裕があったら食べることにした。
何か蕎麦以外の店は無いか?というところで目に入ったのが、信州の川魚と豚の看板。
川魚を売り物にする店は珍しい。
私は11時を過ぎたところで、この店に入った。
店の名前は京風しなの料理きよみず。
この店がいつからあるかは知らないが、この道は何度か通っている。
その時は特に、気にも留めなかった。
駐車場に車を止め、店の中に入ると暗い。。。
おや?と思うも店の方が出てきて明かりを点ける。
店内はテーブル席とカウンターがあるが、メインはテーブル席。
私は窓際のカウンターに座る。
この時点で先客は無し。
そして、お茶とおしぼりを持ってくると・・・
「開店は11時半からなので、少々お待ちください」と言われる。
ん?暖簾がかかっていたので営業中と思いきや、開店前でしたか?
これは失礼と思い、出直してくると告げると、どうぞ店内でお待ちくださいと。
私の早とちりとはいえ、この様な気遣いはありがたい。
私は時間がくるまでメニューを眺めることにした。
メニューの内容は実に様々。
最初に鱒料理から始まり、サーモン、鮎、イワナ、豚と様々な料理がある。
鹿丼までありますね。
鮎の塩焼きが単品であったので、それを注文することは決めたが、メインはどうする?
やがて、開店時間になり、注文を聞きにきたので、お勧めを聞いてみた。
すると、一番最初の鱒重か鱒定食がお勧めだという。
私は鱒重にした。
鱒重は鱒の切り身の枚数で価格が違ってくる。
通常なら4枚入りのお重を注文するが、一応、連食予定なので3枚入りにした。
鱒重の月950円と鮎の塩焼き850円、合計1800円である。
ところでこの店、事前予約があれば鮎の刺身も出来る。
鮎の刺身は食べたことが無いね。
私に言わせれば、鮎釣りに行き、釣れたらその場で刺身にすればいいのかね?w
以前、テレビで生の鮎を丸かじりするオヤジを見たことがあるが。w
やがて鱒重と鮎の塩焼き登場、記念撮影の許可を伺うと大丈夫とのこと。
許可を得たら一眼レフで行きましょう!
では記念撮影をし、いただきま~す!
見た目は上品ですね。
鱒の切り身の天ぷらですかね?鱒の天重と言ってもいいでしょう。
大きなものですが、薄いですね。
何となく新潟のタレカツ丼を思いだしました。
味噌汁が付きますが、中は大きな野菜のぶつ切りが入っています。
あとはお新香と味が薄かった場合のタレが付きます。
では一口、モグモグ・・・うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
うめえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鱒がジューシーだ!何よりも品のある旨みが堪らない!!!
鱒の衣は溶き卵がメインであった。
普通の天ぷらの衣とは違う、焼いた場合だとピカタになるのか?w
ほんのりと玉子の味が口に広がる。
何よりも丼ツユに品がある。
これは美味い!訪問日はまだ土用丑の日の前であったが、丑の日にこれを食べたい!
そして、米が美味い。
コシヒカリ使用ということであるが、米が美味ければ、お重や丼ぶりが不味い訳がない。
いや~それにしても何の予備知識もなく入ったが、これは素晴らしい出会いだ。
鱒の身には骨などは一切無し。
川魚と言う先入観を持っていても、何のクセも抵抗も無い。
川魚とは本来、こんなにも美味いもので、私が知らなかっただけかもしれない。
この美味さを例えるなら、微風が風鈴を揺らし、奏でる音色の様な・・・
清流の畔で夕涼みをするような・・・
この時期、竹林の中を散策するような・・・
そんな情景が浮かぶ、爽やかな味わいである。
私はタレを追加することはしなかった。
素材の味を堪能するには、これ以上の味の濃度は必要ないだろう。
素材の良さも特筆ものであろうが、この味は見事!
それと、4枚入りを注文しなかったことを悔やむ。
ところで私の場合だが、ご飯を大盛りにしてもらった。
ご飯は無料で大盛りにしてくれるらしい。
先述の様に米が美味い!美味いのでペロリといただきました。
そして味噌汁ですが、これも逸品です。
けんちん汁の様に、茄子やお揚げがぶつ切り状態で入っている。
具沢山味噌汁なのだが、ダシもしっかりと取られている。
鰹出汁メインなんだろうが、具の旨味プラスアルファーの美味さがある。
こちらも味の天秤が微妙なバランスを保っている。
茄子に力がありますね。
美味しい茄子です。
そして鱒重完食!
次に鮎の塩焼きをいただきます。
私としては甘露煮は毎年食べていますが、塩焼きは何年ぶりだろう?
イワナやヤマメなどをいただく機会が増えていますが、鮎は久しぶり。
西伊豆の鮎の茶屋以来ですか?
目の前の鮎ですが、中型といったところ。
腹が開いていないので、しっかりワタも楽しめそうです。
ヒレを取り、そのままかぶりつきます。
モグモグ・・・あっさりと美味い!
脂の乗りは軽めですね。
焼き加減もいい具合です。
皮目はパリ!として、身はふっくらしています。
骨と頭、尾ひれを残し、完食。
う~~~む、満足!
合計1800円ですが、充実したお昼ご飯でした。
会計時、早とちりを侘び、店を後にする。
・・・なるほど、大きな看板に営業中、準備中の看板があった。w
どこ見て運転していたのか???
ここで一句
見落としは
注意力が
散漫だ