伊豆市 舞寿司 武士のあじ寿司
電車には乗りませんね。
電車と言う乗り物が好きではありません。
遠出をするのに、電車の方が早いと言う事は、多々あります。
新幹線で西や東に行き、現地でレンタカーを借りれば?というのもある。
分かっております。
それでも、自分の車で出かけたいのです。
マイカーで行けば、いろいろ荷物が積めます。
ノートパソコン、カメラは必需品ですし、カメラもレンズやスピードライトなども積めます。
北海道以外は、マイカー。
それが私。
修善寺駅には名物があるらしいが、椎茸蕎麦以外にも名物があるらしい。
鯵寿司があるというのだが、駅で売っているということは駅弁。
駅弁であるならば、その食べるシチュエーションが大事であろう。
車窓から流れる景色を眺めながら、駅弁を食べる。
これこそ、正道であろう。
持ち帰って、昼飯代わりに職場や己の部屋で食べると言うのは味気ないと思う。
弁当を買ってから入場券を買い、駅のホームで食べれば少しは違うか?
そんな事を考えながら訪れたのは、舞寿司。
前回椎茸蕎麦を食べた売店の、正面にある。
私が仕入れた知識によると、とにかく鯵寿司が有名であるということ。
店の中に入ると、小さな販売スペースにおばあさまがお一人。
「鯵寿司ください」
「丁度、今出来たばかりですよ」
目の前には鯵寿司の折りが2つあった。
価格は税込みで1188円。
その折詰の大きさからすると、その価格は高く感じる。
駅弁というよりも、空弁のサイズと思われる。
ここ何年か、飛行機もご無沙汰だが、空弁はこじんまりした物が多かった。
鯵寿司を一つ購入し、持ち帰る。
どこかに車を止めて、青空の下で食べようかと思ったが、やめた。
部屋に戻り記念撮影をする。
テレビを見ながら食べる事にした。
中を開けると、握りではなく、チラシ寿司タイプか?
敷き詰められたシャリの上に、鯵の切り身がのっている。
それにしても、香りが良い。
蓋を開けた瞬間から、寿司とは違う香りがする。
鯵の上には、針生姜とレモン、ガリ、ワサビがのる。
醤油が付いているが、まずはそのまま食べてみる。
鯵の切り身は、軽く〆られたものだが、味付けが濃い。
同時に、シャリの味わいも濃い。
この味の濃さに関しては、弁当を謳う性格上仕方がない。
買った客が、購入後にいつ食べるか分からない以上、保存の意味も含め味を濃くする。
味は濃いが、醤油を少し垂らし、食べてみる。
醤油の醸し出し味わいが、鯵の美味さを引き立てる。
それにしても香りがいい、その要因は鯵の下にあった。
桜の葉である。
桜の葉の塩漬けが一枚、シャリの上に敷いてある。
この香りが、この寿司の特徴と言えるだろう。
清々しい香りを鼻から取り込み、寿司をほお張る。
その瞬間、車窓に現れる景色が雄大であれば、味わいもさぞかし美味い事だろう。
今の私は、テレビを見ながら食べているが。w
レモン、ワサビ、針生姜、ガリと一口ほお張る度に、薬味を代えるのもいいだろう。
ワサビは本わさびで、なかなか凝っています。
食べている最中に、お茶が欲しくなるが、我が家にはお茶が無い。w
仕方がない、水だ。
・・・ああ、電車の中ではお茶もおかずだな。
ペットボトルでも缶でもいいが、この寿司にお茶は必需品であろう。
味噌汁もいいが、駅弁なのでやはりお茶。
そして完食。
駅弁なので、やはり車窓の景色を眺めながら、もしくは青空の下で食べるのが正解。
鮮度のいい鯵を食べるのもいいが、鯵をいかに美味く旅先で食べさせるか?
それに対する工夫の数数を凝らしたこの駅弁、私としては電車に乗りながら、
缶ビールを片手に、もう一度食べてみたいと思った。
ここで一句
駅弁を
ツマミにしたい
アジだった