





被災地訪問は出来たが、やはり、いろいろと心苦しいものがある。
物見遊山で来たのだ。
震災当初、「花見をして、東北の酒を飲んでくれ」というのがあったが、
いざ、訪れてみるとそういう割り切った思いは断たれる。
陸前高田の喧騒、南三陸町の静けさ。
そして、骨組みだけの防災庁舎。
来てよかったと思う反面、この思いをどう伝えればいいのか?
己の未熟さを改めて知ることになった。
南三陸町から仙台に向かった。
本日の宿泊地は仙台駅近くのホテル。
ホテルで朝ご飯を食べ、その後は何も食べていない。
どこかなにか無いか?と運転しながら見つけたのがこの店。
看板が美味そうに見えたので、入ってみた。
この店の近所にもラーメン屋の様な食堂があった。
勿論、予備知識は何もなし。
店内に入ると、テーブル席メインのレイアウト。
内装は昭和チックなポスターやらが貼ってあり、レトロ感がある。
メニューを見るとつけ麺や冷やし中華があった。
4月の時点で冷やし中華もいいかもしれないが、ここは定番のチャーシュー麺を選ぶ。
価格は税込みで810円、税抜きだと750円。
消費税8%というのは、視覚的にも重いものだ。w
やがてラーメン登場、記念撮影をし、いただきま~す!
非常にオーソドックス。
銀座の満福のようなラーメン。
宮城県で東京ラーメンの王道のような見た目。
鼻を近づけると、どこかで嗅いだことのあるようなカンスイの匂い。
まずはスープを事逗ずz・・・美味いね。
醤油スープはあっさりスープなのだが、あっさりし過ぎていない。
次に麺をいただく。
ズルズル・・・細麺ストレートでやわらかめ。
この麺から放つ香りが、何故か懐かしいような定番のようなものを感じさせる。
チャーシューはかなり軟らかい。
箸で掴むとホロホロと崩れてしまう。
私はこれを麺と共に口中に入れる。
ラーメンの味とそん色ない味付けは、一体感があるが、しっかり感が欲しいと思った。
ナルトがあるね。
メンマはこれもそん色なし。
やがて完食。
近所にあると、普通に利用したくなる味。
その分、観光目的で利用だと、思い出としては薄い。
私の場合、何かを食べたい!と思ったので、これはこれで旅の1ページに。
ここで一句
ラーメンを
思い出すには
刺激系?